『スター・ウォーズ』エピソード1~3(1999年~2005年)
主演:ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン/ヘイデン・クリステンセン
SF映画のレジェンド『スター・ウォーズ』の「エピーソード1/ファントム・メナス」、「エピソード2/クローンの攻撃」「エピソード3/シスの復讐」の感想とあらすじをご紹介。
ジェダイの騎士から、並外れたフォースの持ち主と目された、少年アナキン・スカイウォーカーの活躍と、成長して暗黒面に堕ちていく悲劇を軸にして、壮大なスペースオペラが繰り広げられる。
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エピソード1~3のあらすじ
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)のあらすじ
遠い昔、地球とは遠く離れた銀河系が舞台。
女王アミダラが治める惑星ナブーは、通商連合による侵略の危機に瀕していた。
共和国を守護するジェダイマスター、クワイ=ガン・ジンと弟子のオビ=ワン・ケノービはアミダラの救出に成功。
しかし船が故障したために、砂漠の惑星タトゥイーンに不時着。
一行は、抜きん出たフォースを持つ奴隷の少年・アナキン・スカイウォーカーに出会う。
アナキンは、アミダラたちの船のパーツを手に入れるために、ポッドレースに出場。
見事優勝するとともに、奴隷からも解放され、ジェダイの騎士になるためにクワイ=ガン・ジンと行動を共にする。
ナブーに帰還したアミダラたちは、バトル・ドロイドを率いる侵略軍と決戦。
いっぽうクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービの前には、通商連合を裏で操る「シスの暗黒卿」が差し向けた戦士ダース・モールが立ちはだかる。
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)のあらすじ
「エピーソード1/ファントム・メナス」から10年後の銀河系。
「シスの暗黒卿」の弟子であり元ジェダイのドゥークー伯爵の画策で、分離主義勢力はその勢威を強めていた。
銀河共和国に属する多くの星系が離脱。
緊張状態が生じるなか、元ナブーの女王であり今は元老院議員であるパドメ・アミダラは共和国の軍隊保有に反対するため、惑星コルサントに訪れる。
しかし、アミダラ一行はテロに巻き込まれてしまう。
ジェダイとして成長したアナキン・スカイウォーカーは、パドメ・アミダラの身辺警護にあたる。
ふたりは愛し合うようになる。
やがて、オビ=ワン・ケノービとアナキン、パドメは分離主義勢力陣営に捉えられ、闘技場でモンスターに処刑されそうになるが窮地を脱出。
ジェダイの指導者マスター・ヨーダ率いるクローン・トルーパーと分離主義勢力による大戦が始まるとともに、オビ=ワン・ケノービらは、ドゥークー伯爵を追う。
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)のあらすじ
「エピソード2/クローンの攻撃」から数年後。
ジェダイと分離主義勢力の戦いは続いていた。
そんななか捕らえられたパルパティーン最高議長を救出するため、オビ=ワン・ケノービと・スカイウォーカーは敵の旗艦に突入。
そこで宿敵であるドゥークー伯爵と対決する。
ジェダイ評議会は、活躍めざましいアナキンを評議員に加えるものの、ジェダイ・マスターへの昇格は認めなかった。
マスターになることを切望していただけに、憤懣やるかたなしのアナキンは暗黒面へと傾斜していく。
アナキンは妻パドメ・アミダラの妊娠の知らせを受けるが、出産によって妻が絶命する夢を見るようになる。
そんなアナキンにパルパティーンが近づき、「フォースの暗黒面の力を発動させれば、パドメを救える」と説得。
実はパルパティーンの正体は、「シスの暗黒卿」であった。
フォースのダークサイドに堕ちてしまったアナキンは、「暗黒卿」より新たな名前「ダース・ベイダー」を付与される。
フォースのバランスは崩れ、銀河共和国は崩壊。
暗黒卿の思惑通り、銀河帝国が誕生し、パルパティーンが初代皇帝になる。
皇帝の後ろには、弟子であるダース・ベイダーが控えていた。
ダース・ベイダーとなったアナキンは、次々とジェダイを粛清。
オビ=ワン・ケノービと妻パドメは、ダース・ベイダーを追うが……
『スター・ウォーズ』エピソード1~3作品情報
監督 | ジョージ・ルーカス |
脚本 | ジョージ・ルーカス/ジョナサン・ヘイルズ(エピーソード2のみ) |
撮影 | デビッド・タッターサル |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
出演 | ・クワイ=ガン・ジン・・・リーアム・ニーソン ・オビ=ワン・ケノービ・・・ユアン・マクレガー ・パドメ・アミダラ・・・ナタリー・ポートマン ・アナキン・スカイウォーカー・・・ヘイデン・クリステンセン ・アナキン・スカイウォーカー(子役)・・・ジェイク・ロイド ・パルパティーン・・・イアン・マクダーミド ・メイス・ウィンドゥ・・・サミュエル・L・ジャクソン ・ヨーダ・・・フランク・オズ ・C-3PO・・・アンソニー・ダニエルズ ・R2-D2・・・ケニー・ベイカー |
上映時間 | ・「エピソード1 ファントムメナス」137分 ・「エピソード2 クローンの攻撃」143分 ・「エピソード3 シスの復讐」141分 |
ジャンル | SF |
映像のごちそう
とにかく映像に圧倒されてしまいます。
まさに「映像のごちそう」です。
ごちそうですから、毎日見ると、いささかもたれてしまうからもしれませんが、たまに見ると陶酔しきってしまいます。
最新のデジタルテクノロジーを贅沢に使った映画はそれほど好きではないのですが、『スター・ウォーズ』は別格ですね。
遠い銀河系のスペースオペラだけあって、人間以外にもロボや異形がたくさん出てきて、まさに壮観な多様性の世界が現出しています。
それにしてもジョージ・ルーカスを筆頭とした作り手たちのイマジネーションには驚嘆させられます。
宇宙船やロボット、地球外生命体のデザインのディテールが実に精巧につくりこまれていて、妥協なきプロフェッショナル集団による手練れの仕事だなあと。
映像が驚異的な高みに達しているぶん、人間の描き方に深みがないという批判がありますが、うーん、本当にそうなんでしょうか?
もし深みが足りないとしても、僕にはその深みのなさが、『スター・ウォーズ』の神話性をより際立たせているように思うのです。
それに『スター・ウォーズ』シリーズに一貫している、人間ドラマを盛り上げる重要な要素を忘れてはいけないでしょう。
武士道✕師弟物語✕スペースオペラ
『スター・ウォーズ』は、師弟関係の物語なんですよね。
●クワイ=ガン・ジン(師匠)とオビ=ワン・ケノービ(弟子)・・・エピソード1
●オビ=ワン・ケノービ(師匠)とアナキン・スカイウォーカー(弟子)・・・エピソード2
●シスの暗黒卿(師匠)とアナキン・スカイウォーカー(弟子)・・・エピソード3
エピソード4以降も師弟の物語は続いていきます。
ところで、師弟モノと相性がいいのはやはり武士道でしょう。
ジェダイの最長老マスター・ヨーダがフォースについて語る言葉には、武士の道を究めたサムライの深い精神が宿っているかのようです。
しかも、主人公たちがぶんぶん振り回すのは、ライトセーバー。
ジェダイたちが着ているのも、なんとなく「キモノ」っぽい。
つまり、『スター・ウォーズ』は日本人にはおなじみのチャンバラ活劇なんですよね。
武士道に対するジョージ・ルーカスの深い傾倒が感じられるのです。
今回調べてわかった事実なんですが、ジョージ・ルーカスが大いにインスパイアされた作品というのが、黒澤明の『隠し砦の三悪人』。
「なるほど、たしかに!」と思わず唸ってしまいました。
黒澤明(師匠)とジョージ・ルーカス(弟子)の構図がここでも明瞭です。
アナキン・スカイウォーカーが暗黒面に堕ちていく姿にグッとくる
エピソード1~エピソード3の物語の中心的な人物は、アナキン・スカイウォーカーです。
エピソード1では少年時代のアナキンを描き、エピソード2から少しずつアナキンの暗黒面への傾斜が描かれていきます。
極めつけはエピソード3。
アナキンがジェダイに絶望し、暗黒面に堕ちていく様子の描き方には、明らかに力の入り具合が違う。
その部分だけが「墨痕鮮やか」なのです。
ジョージ・ルーカスがとくに描きたかったのは、アナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーに転身せざるをえない、抜き差しならぬ運命ではないでしょうか。
あらためて3作をまとめて見ると、物語は実に神秘的なんですよね。
アナキン・スカイウォーカーは処女懐胎の子どもです。
けだしキリストになぞらえているのでしょう。
そんな人物が、暗黒に堕し、ダース・ベイダーとして復活するというストーリーには、理屈を超えて観る者の心を強く揺さぶるものがあります。
・・・グッとくるのです。
やがてアナキンの子どもたち、ルークやレイアが生まれ、「エピソード4」以降で活躍していくという流れです。
そのように考えると、『スター・ウォーズ』の物語は、宇宙戦争をバックグラウンドにした、”スカイウォーカー・サーガ” ともいえるでしょう。
まったく、ぐうの音も出ないほど、よく出来た物語です。
・・・いささか出来過ぎの感もいなめませんが。
『スター・ウォーズ』エピソード1~3のキャストについての感想
アナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)※エピーソード2、3
「しっかり美青年」という印象。
アナキン・スカイウォーカーという神話的人物に求められる「若気の至り」を、この俳優は潤沢に持ち合わせています。
凛々しく精悍さにも不足はないけれど、ときとして稚拙なほど感情を吐露し、激情の溺れる様子にはナイーブさも感じさせる。若い人々には、手放しで共感されそうな人です。
「エピソード3 シスの復讐」でヘイデン・クリステンセンから濃厚に漂う、なんとも言えぬ退廃の香りに惹きつけられてしまいました。
この人が演じるアナキンの人格的陰影は、お世辞にも「富んでいる」とは言い難いですが、個人的にはこれくらいのほどよい浅さでよかったのかなと思っています。
なんでもかんでも深けりゃいいってものでもありません。
オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)
『スター・ウォーズ』プリクエル(前史・前日譚)3作品の主役といっていいでしょう。
揺らぎない安定感のある演技で、武侠の誉れ高いジェダイの騎士を演じきっています。
やたらと自分の裁量で動くアナキンをたしなめるこの人の善良さ。
ときにぼそっとつぶやく皮肉にもセンスが感じられる。
『トレインスポッティング』の主人公のイメージが強いため、ユアン・マクレガー演じるオビ=ワン・ケノービは無軌道で尖った感じなのかなと思いましたが、フタを開けてみると落ち着いたジェダイ騎士だったのでちょっと安心しました。
ジョージ・ルーカスはこの人の、一点一画をおろそかにしない堅実な演技力を買ったのかもしれませんね。
パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)
女王として品格と落ち着きは十分で、『スター・ウォーズ』の物語に必要とされる中庸の美しさを発揮しています。
アナキン・スカイウォーカーの特質が剥き出しの激しさなら、パドメのそれは内に秘めた柔らかい激しさといえましょう。
お互いのもつ激しさが感応しあえば、何かが起こらねばすまなくなる。
硬質な魅力を輝かせたり、ウエットな含愁の美を放ったり、いたずらっぽい優美な表情を見せたり……官能性は注意深く抑えられているけれど、ナタリー・ポートマンが多彩な表現力をもつ女優であることは明らかです。
この役柄にかける彼女の気負いがひしひしと感じられます。
さいごに
『スター・ウォーズ』全9作を見る順番を時系列に並べてみました
- 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)
- 『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)
- 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)
- 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)
- 『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)
- 『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)
- 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)
- 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)
- 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年12月)
今回視聴したのが、エピソード1~エピソード3です。
1977年に公開された、「エピソード4/新たなる希望」のプリクエル(前史・前日譚)にあたります。
公開当時、巷でスター・ウォーズ一色だったので、あまのじゃくな僕はぷいと横を向いて、旧い映画ばかり観ていた記憶があります。
今から思うと、素直に観ておけばよかったです。
やはり公開順よりも時系列順で観たほうが、より『スター・ウォーズ』の物語に没頭できるでしょう。
また、『スター・ウォーズ』には以下の関連作品があります。
- 『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』※アニメーション
- 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』※映画
- 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』※映画
- 『オビ=ワン・ケノービ』※ドラマ
- 『スター・ウォーズ 反乱者たち』※テレビアニメーション
- 『マンダロリアン』※ドラマ
- 『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』※ドラマ
- 『スター・ウォーズ レジスタンス』※テレビアニメーション
実は、すべて動画配信サービスで視聴できるのです。
ぜひこの機会に、壮大な『スター・ウォーズ』サーガをご覧になってください。
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