サスペンス映画– category –
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『悪い奴ほどよく眠る』感想考察※厳かで味わい深い「隔靴掻痒」の感
巨匠・黒澤明が東宝を退社後に設立した黒澤プロダクション第1作は社会派サスペンスの力作。当時世相を賑わした汚職事件をテーマに、濡れ衣を着せられ自殺に追いやられた父の仇を討つために主人公が「悪い奴ら」を追い詰めていく。練りに練られたシナリオ、スリリングな展開、迫力あるモノクロ映像は見ごたえたっぷり。『悪い奴ほどよく眠る』の考察と感想、役者の演技のみどころについて綴ります。 -
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『市民ケーン』感想と考察※喪失に向かう才気/パッションのむなしさ
アメリカ映画史上最高傑作との誉れ高い名作『市民ケーン』の解説・感想・考察を綴ります。巨万の富に恵まれながらも、空虚な人生を歩み続け、最期に謎の言葉を遺してこの世を去る新聞王のあまりにも孤独な生涯をミステリー仕立てで描く。喪失に向かう才気、パッションのむなしさを感じさせるケーンのドラマは時を越えて観る者の心を揺さぶります。 -
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映画『犬神家の一族』感想と考察※からみあう憎悪・おぞましき美しさ
『犬神家の一族』の旧作(1976年版)、新作(2006年版)を見比べての感想や考察、見どころなどをご紹介。信州の財閥、犬神家の遺産相続をめぐる骨肉の争いは、やがて不気味な連続殺人事件に発展。名探偵・金田一耕助がからみあう憎悪をときほぐし、謎を解決するミステリー。 -
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『第三の男』感想と考察※光と影が織りなす「香り高き芸術」
サスペンス映画の古典的名作のひとつ。第2次世界大戦直後、緊迫感をはらんだウィーンを舞台に、米国人作家が親友の死の謎を探っていくストーリー。忘れがたい名場面、鼓膜に残るツィター演奏によるテーマ音楽。陰影豊かな白黒の魔術を堪能できる『第三の男』の感想と考察を綴ります。 -
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『イヴの総て』感想と考察※まばゆいばかりの狡猾さとあっぱれな毒花の貫禄
『イヴの総て』の感想と見どころ、キャストについての考察を綴ります。1951年度アカデミー作品賞をはじめ6つのオスカーに輝いた演劇界の内幕ものの原点にして頂点となる名作。悪女イヴのまばゆいばかりの狡猾さと、大女優マーゴのあっぱれな毒花の貫禄に舌を巻くでしょう。 -
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映画『オリエント急行殺人事件』レビュー※新作旧作を見比べての率直な感想
ミステリーのファンでなくても楽しめる『オリエント急行殺人事件』の旧作新作を見比べてのレビューと配信情報や作品情報をご紹介。名探偵エルキュール・ポアロが活躍するアガサ・クリスティの傑作推理小説を、豪華オールスターキャストで映像化したミステリー映画の決定版。 -
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映画『砂の器』感想・レビュー※半世紀経っても損なわれない輝き…
第29回毎日映画コンクール大賞受賞の昭和の名作映画『砂の器』の感想・レビュー。松本清張のベストセラーを野村芳太郎監督、橋本忍と山田洋次脚本で映画化に成功した昭和の名作。前半は殺人事件を追うベテラン刑事と若手刑事が活躍する秀逸なミステリー。 -
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『死者の身代金』刑事コロンボ定額見放題配信情報と感想
『死者の身代金』の感想レビューや見どころ、定額見放題で刑事コロンボを楽しめる配信サービスをご紹介。『死者の身代金』は、前作の1話完結テレビドラマ『殺人処方箋』が大好評のために、TVシリーズ化前のパイロット版として作られた刑事コロンボ第2作。 -
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『ナイル殺人事件』感想※新作旧作を見比べてのレビュー
『ナイル殺人事件』の新作(2022年制作)と旧作(1978年制作)を見比べての感想・レビュー。ミステリの女王アガサ・クリスティの名作「ナイルの死す」の映画化。ナイル河をクルーズする豪華客船で連続殺人事件が発生。灰色の脳細胞をもつ名探偵エルキュール・ポアロが不可解な難事件に挑む。 -
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『殺人処方箋』刑事コロンボ第1作の動画配信情報と作品の見どころ・感想
『殺人処方箋』(1968年)※刑事コロンボ第1作 主演:ピーター・フォーク/ジーン・バリー 推理ドラマの名作中の名作「刑事コロンボ」。記念すべき第1作「殺人処方箋」の動画を配信しているサービスの情報と、実際に視聴した感想や見どころをまとめていま...
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