ヒューマン映画– category –
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映画『プラダを着た悪魔』感想※心をそそる可憐さと、心がざわつく高飛車さ
映画『プラダを着た悪魔』動画配信を見ての感想。みどころ。NYにある一流ファッション誌の編集部に働くことになったアンドレアの悪戦苦闘の物語。血も涙もない悪魔のような編集長ミランダのアシスタントとして働きながら、前向きに仕事をこなしていくうちに、アンドレアも洗練されていく。仕事と恋の両立に悩む女性のハートをつかんだ大ヒットムービーの無力をご紹介! -
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映画『秋刀魚の味』(1962年)感想※喜びと寂寥が混じりあったふくよかな無常感
『秋刀魚の味』動画を見ての感想、雑感。家族のドラマをつくり続けてきた小津安二郎の最後の作品。初老の父が、身を固めない妙齢の娘に気を揉んで、もたつきながらも縁談を進めていく姿を、さらりとした水彩画のごときタッチで描いたホームドラマ。娘が嫁いだ夜の父の寂寥は、見るもの心を激しく震わせる。何度見ても見飽きることのない『秋刀魚の味』に魅力をご紹介。 -
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映画『波止場』動画視聴感想 ※反骨/無反省/一本気
映画『波止場』動画を視聴しての感想。港湾組合の実態を描いたピューリッツァー受賞のルポを映像化したエリア・カザン監督の野心作。波止場に君臨するボス一味と対決するマーロン・ブランドの怒りが爆発するシーンは胸がすくほどパワフルだけど、どこか物哀しい。社会派ドラマであり良質な人間ドラマの傑作をご紹介。 -
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『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』感想※癒やす側もまた癒される再生の物語
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』動画を視聴しての感想。並外れた数学の才能をもつ青年と、心に傷を負った精神分析医との人間的交流を描いたヒューマンドラマの傑作。重いテーマながら見終えたあとさわやかな余韻を残す『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の魅力をご紹介。 -
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小津安二郎『お早よう』感想※愉快なオナラで彩られた ふくよかな日常のスケッチ
小津安二郎作品『お早よう』の動画を見ての感想。かわいらしくゆるやかなホームコメディ。舞台は戦後の小さな集合住宅地。「婦人会の会費を払った、払ってない」だの、「テレビを買う買わない」だの、さしたる事件らしい事件は起こらない。でもなぜか見ているだけで心が洗われるような作品。1959年に生まれていない人でもやさしいノスタルジーに浸れる『お早よう』の魅力をご紹介。 -
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映画『真昼の決闘』感想※孤立無援で戦うあなたに勇気を注入する物語
映画『真昼の決闘』動画・DVDを見ての感想。孤立無援でたたかうすべての人に見てほしい人間ドラマの名作。緊迫感あふれる演出。ゲイリー・クーパーの枯淡の演技。いずれも出色の出来。保釈された無法者の「お礼参り」に、ひとり立ち向かう決意を固めた保安官の勇姿に鼓舞されること間違いなし。 -
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映画『マイ・インターン』感想※乱世をしなやかに生きる柔軟な身のこなし
映画『マイ・インターン』動画を視聴しての感想。名優デ・ニーロがチャーミングで頼れるシニアインターンを演じた話題作。女性経営者アン・ハサウェイのアシスタントとなってさまざまな難題に助言をしていくうちに40歳の年齢差を超えて友情が芽生えていく。見れば心があたたかくなるハートウォーミングストーリー。 -
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『ドライビング Miss デイジー』感想※黄昏の日々を丹念に生きる、いのちのかがやき
『ドライビング Miss デイジー』動画配信視聴の感想。頑固な老未亡人デイジーと、老黒人専属運転手との4半世紀にわたる心の交流を描く人間ドラマ。最初はぎくしゃくしながらも人種も主従の差も超えて深まっていく友情と絆。そこには温かいヒューマニズムがあふれている。 -
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『トッツィー』感想※本音で生きることの大切さと難しさを教えてくれる映画
『トッツィー』の映画を見ての感想。ダスティン・ホフマンが魅力的なトッツィーを演じたヒューマン・コメディの傑作。さえない男優がひょんなことから女優に転身。女優ドロシーはメロドラマで人気者になるが、男性から想いを告げられたり、意中の女性から同性愛者であることを疑われたりして混乱していく。 -
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『アラバマ物語』感想※自分の信念を貫きたいあなたを奮い立たせるドラマ
『アラバマ物語』は人種差別に立ち向かうひとりの弁護士の苦悩を、幼い娘の視点から描いたヒューマンドラマの佳作。高潔とは何か、尊厳とは何かを問う物語でありながらも、なぜかやさしい気持ちにさせる作品。動画を視聴しての所感を綴っています。
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