恋愛映画– category –
-
恋愛映画
『天井桟敷の人々』感想考察※雅致に富んだ映画芸術的レジスタンス
フランス映画史上、最も偉大な作品として燦然と輝く芸術娯楽大作。19世紀パリの歓楽街、気高き女芸人ガラントをめぐって、繰り広げられる男たちの悲喜こもごものドラマ。壮大に展開する人間ドラマ。そしてパリの庶民たちのたくましくもむせかえるようなバイタリティに圧巻の3時間。名作『天井桟敷の人々』の感想と考察、キャストの演技の見どころなどをご紹介 -
恋愛映画
『マディソン郡の橋』感想考察※誰にでも起こり得る4日間
『マディソン郡の橋』のみどころや考察、キャストの感想などを綴ります。アイオワ州マディソン郡に住む主婦フランチェスカは一人きりで4日間を過ごしていた。そんな彼女の前にフォトグラファー・キンケイドが現れる。見ず知らずのふたりが自然に愛し合い、そして別れるまでの、奇蹟の4日間を描いたロマンス。 -
恋愛映画
『男と女』(1966年)感想考察※気だるいエレガンス/甘くしなやかな感傷
クロード・ルルーシュ監督の名を一躍世界に轟かせた『男と女』の感想と考察を綴ります。フランシス・レイのボサノヴァとともに、切ない大人の恋愛を洗練された映像美で描いた名作。目の前の愛情と追憶が交差しながら、ヒロインの物憂いエレガンス、甘くしなやかな感傷が横溢したメロドラマは時を経ても色褪せない。 -
恋愛映画
映画『風と共に去りぬ』感想と考察※いまだ世界を魅了し続ける麗しき不遜さ
名にし負う歴史ロマンスの最高峰『風と共に去りぬ』のあらすじ、感想、キャストの魅力などを綴ります。激動の南北戦争前後のアメリカ南部を舞台に、不屈の精神を持つスカーレット・オハラのたくましい生き方を描いた作品。公開後80年以上経ってもいまだ世界を魅了し続ける麗しき不遜さをもつヒロインの考察も。 -
恋愛映画
『めぐり逢い』(1957年)感想※心奪われる、しっかり臭めなメロドラマ
『めぐり逢い』(1957年) 主演:ケーリー・グラント/デボラ・カー 1939年公開『邂逅』をレオ・マッケリー監督自身がリメイク。運命的な出会い。しかしお互い婚約者のある身。どうしようもなく惹かれあうふたり。再会の約束。すれ違い。そして、再会……王... -
恋愛映画
映画『君の名は。』感想※感傷に浸る自分をおおらかに許せる物語
新海誠が手がけた、美しくもせつない物語『君の名は。』の見どころ、感想、レビュー。千年に一度、彗星が接近しているなか、本当は出会うことがなかった女子高生・三葉と、男子高校生・瀧が、不思議な入れ替わりを繰り返し、息を呑むドラマが展開してゆく。 -
恋愛映画
映画『マンハッタン』感想※メガネの奥にみなぎる山猫の精力
ウディ・アレンの稀有な才能、卓抜のセンスが光る、『マンハッタン』の見どころ、感想、レビューをご紹介。マンハッタンを舞台に、都会に生きるニューヨーカーたちが抱える愛と葛藤をほろ苦く描いた傑作。ウディ・アレンの私小説家ならぬ「私映画作家」らしい作風は、知性と教養、小粋な笑いにあふれている。 -
恋愛映画
『ハンナとその姉妹』感想※ 淡麗辛口仕立てのシリアス/コメディ
『ハンナとその姉妹』(1986年) 主演:ミア・ファロー/ダイアン・ウィースト/マイケル・ケイン 第59回(1987年)アカデミー賞、【助演男優賞】【助演女優賞】【助演男優賞】を獲得。マンハッタンに暮らす3人姉妹の結婚と恋愛、夢と現実を軽妙洒脱なタッ... -
恋愛映画
映画『あ・うん』解説・感想※細やかな情愛が通いあう大人のドラマ
『あ・うん』(1989年) 主演:高倉 健/富司 純子 向田邦子の小説を映画化。性格も価値観もまるで異なるふたりの男は、さながら一対の狛犬、阿(あ)と吽(うん)のような間柄。親友同士の強固な絆と、親友の妻をひそかに想う男のせつなさをハートフルに... -
恋愛映画
『恋愛小説家』動画の感想※ 近寄り難い人だけど、なぜか遠巻きに応援したくなる
『恋愛小説家』動画の感想。第70回アカデミー賞主演男優賞(ジャック・ニコルソン)と主演女優賞(ヘレン・ハント)獲得。偏屈・毒舌・潔癖性の恋愛小説家と行きつけのレストランで働く女性の恋を上質なユーモアとペーソスを交錯させて描いた作品。鼻持ちならない主人公がいつのまにか愛すべき人物に見えてしまうジャック・ニコルソンの秀演は見ごたえあり。