まめやか– Author –
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『ゴッドファーザーPART3』(最終章)考察とみどころ※再評価が望まれる佳品
1990年公開の『ゴッドファーザーPART3』をフランシス・フォード・コッポラが再編集して、2020年に決定版にして最終章を公開。一大叙事詩の掉尾を飾るにふさわしい『ゴッドファーザーPART3』【最終章】の考察やみどころ、今すぐ視聴できる動画配信サービスをご紹介。 -
『ゴッドファーザーPARTⅡ』考察とレビュー※芳醇な詩情をたたえた冷酷さ
『ゴッドファーザーPARTⅡ』の考察・レビューをお届け。1972年公開の第1作に優るとも劣らない映画史に燦然と輝く名作。1950年代後半、父・ヴィトー亡きあと、ほとんど押し出されるようにゴッドファーザーになった三男マイケルの血なまぐさい抗争や苦悩、喪失を描く。 -
『めぐり逢い』(1957年)感想※心奪われる、しっかり臭めなメロドラマ
『めぐり逢い』(1957年) 主演:ケーリー・グラント/デボラ・カー 1939年公開『邂逅』をレオ・マッケリー監督自身がリメイク。運命的な出会い。しかしお互い婚約者のある身。どうしようもなく惹かれあうふたり。再会の約束。すれ違い。そして、再会……王... -
映画『オリエント急行殺人事件』レビュー※新作旧作を見比べての率直な感想
ミステリーのファンでなくても楽しめる『オリエント急行殺人事件』の旧作新作を見比べてのレビューと配信情報や作品情報をご紹介。名探偵エルキュール・ポアロが活躍するアガサ・クリスティの傑作推理小説を、豪華オールスターキャストで映像化したミステリー映画の決定版。 -
『大いなる幻影』感想※この映画には紛れもない「人間」が描かれている
『大いなる幻影』の見どころ、感想、レビュー。戦争のむなしさ、自由への憧れ、拭い難い階級意識、男同士の友情、愛する者との別離……第一次世界大戦下のドイツ軍の捕虜収容所を舞台にヒューマニズムを高らかに謳いあげたジャン・ルノワール監督の畢生の名作。 -
アキ・カウリスマキ監督作品『浮き雲』感想※悲喜こもごもゆえの美しい人生を祝福する物語
フィンランドの鬼才アキ・カウリスマキ監督が手がけた、職を失った夫婦の再生の物語。極端なほど表情に乏しく、感情を削ぎ落としたような登場人物たちだけど、それでいて生彩に富んだ存在感は忘れがたい。世界中の映画ファンをうならせた佳品『浮き雲』の見どころ、感想、レビュー。 -
映画『砂の器』感想・レビュー※半世紀経っても損なわれない輝き…
第29回毎日映画コンクール大賞受賞の昭和の名作映画『砂の器』の感想・レビュー。松本清張のベストセラーを野村芳太郎監督、橋本忍と山田洋次脚本で映画化に成功した昭和の名作。前半は殺人事件を追うベテラン刑事と若手刑事が活躍する秀逸なミステリー。 -
『スパルタカス』感想※曲者天才監督と曲者名優たちによる歴史スペクタクル
31歳のスタンリー・キューブリック監督の並外れたセンスと反骨精神を感じさせる映画『スパルタカス』の見どころ、感想、レビュー。共和政ローマに対して、自由と尊厳を求めて立ち上がった剣闘士スパルタカスの反乱を描いた歴史スペクタクル長編。 -
映画『君の名は。』感想※感傷に浸る自分をおおらかに許せる物語
新海誠が手がけた、美しくもせつない物語『君の名は。』の見どころ、感想、レビュー。千年に一度、彗星が接近しているなか、本当は出会うことがなかった女子高生・三葉と、男子高校生・瀧が、不思議な入れ替わりを繰り返し、息を呑むドラマが展開してゆく。 -
『アパートの鍵貸します』感想※緩急きかせた大人のほろにがコメディ
おかしみとかなしみの緩急濃淡のメリハリが心憎い大人の恋物語『アパートの鍵貸します』の見どころ、感想、レビュー、動画配信情報をご紹介。ビリー・ワイルダーの絶妙なアイロニーを効かせたストーリー。ジャック・レモンのコミカルな名演技。シャーリー・マクレーンの可憐さが秀逸。