- SF映画
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』感想・解説※観れば視野が広がる、思慮深くなる
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年-1990年)の感想・解説をご紹介。タイムトラベルをテーマした高校生と老発明家の活躍を描くSFロマンティック・コメディ。シリーズ全3作品。自分のことを視野が狭く思慮が足りない人間だと感じている人におすすめの映画。 - 恋愛映画
『天井桟敷の人々』感想考察※雅致に富んだ映画芸術的レジスタンス
フランス映画史上、最も偉大な作品として燦然と輝く芸術娯楽大作。19世紀パリの歓楽街、気高き女芸人ガラントをめぐって、繰り広げられる男たちの悲喜こもごものドラマ。壮大に展開する人間ドラマ。そしてパリの庶民たちのたくましくもむせかえるようなバイタリティに圧巻の3時間。名作『天井桟敷の人々』の感想と考察、キャストの演技の見どころなどをご紹介 - サスペンス映画
『悪い奴ほどよく眠る』感想考察※厳かで味わい深い「隔靴掻痒」の感
巨匠・黒澤明が東宝を退社後に設立した黒澤プロダクション第1作は社会派サスペンスの力作。当時世相を賑わした汚職事件をテーマに、濡れ衣を着せられ自殺に追いやられた父の仇を討つために主人公が「悪い奴ら」を追い詰めていく。練りに練られたシナリオ、スリリングな展開、迫力あるモノクロ映像は見ごたえたっぷり。『悪い奴ほどよく眠る』の考察と感想、役者の演技のみどころについて綴ります。 - 恋愛映画
『マディソン郡の橋』感想考察※誰にでも起こり得る4日間
『マディソン郡の橋』のみどころや考察、キャストの感想などを綴ります。アイオワ州マディソン郡に住む主婦フランチェスカは一人きりで4日間を過ごしていた。そんな彼女の前にフォトグラファー・キンケイドが現れる。見ず知らずのふたりが自然に愛し合い、そして別れるまでの、奇蹟の4日間を描いたロマンス。 - アクション映画
『ベン・ハー』(1959年)感想考察※辟易するほど荘厳なスペクタクル聖史劇
イエス・キリストが生きていた頃のローマ帝国にユダヤの王族として生まれたベン・ハーの数奇な人生を描いたスペクタクル叙事詩。途方もない制作費を投じて、70ミリの大画面で再現した戦車競走のシーンは圧巻。主人公の運命を通して、キリストの降誕と布教、処刑までを荘厳に描いた本作は、今もなお20世紀を代表する名作映画との呼び声が高い。名作映画『ベン・ハー』の感想と考察、ドラマの見どころや、登場人物のレビューを綴ります。 - 恋愛映画
『男と女』(1966年)感想考察※気だるいエレガンス/甘くしなやかな感傷
クロード・ルルーシュ監督の名を一躍世界に轟かせた『男と女』の感想と考察を綴ります。フランシス・レイのボサノヴァとともに、切ない大人の恋愛を洗練された映像美で描いた名作。目の前の愛情と追憶が交差しながら、ヒロインの物憂いエレガンス、甘くしなやかな感傷が横溢したメロドラマは時を経ても色褪せない。 - アクション映画
『七人の侍』感想と考察※本能直撃!ワイルドな芸術活劇
黒澤明の代表作にして世界中に絶大な影響を与えた名作『七人の侍』感想と考察、解説をお届けします。従来の日本映画のスケールではおさまりきらない、ストーリー、映像、演技、撮影技術は当時の観客の度肝を抜き、本能を直撃する芸術活劇へと昇華している。今もその感動は色褪せない。 - サスペンス映画
『市民ケーン』感想と考察※喪失に向かう才気/パッションのむなしさ
アメリカ映画史上最高傑作との誉れ高い名作『市民ケーン』の解説・感想・考察を綴ります。巨万の富に恵まれながらも、空虚な人生を歩み続け、最期に謎の言葉を遺してこの世を去る新聞王のあまりにも孤独な生涯をミステリー仕立てで描く。喪失に向かう才気、パッションのむなしさを感じさせるケーンのドラマは時を越えて観る者の心を揺さぶります。 - コメディ映画
『男はつらいよ』(第1作)感想と考察※ダシを効かせた寅さんのクセになるマンネリズム
渥美清の至高の芸が堪能できる『男はつらいよ』(第1作)の感想・考察・解説。国民的人気シリーズ「寅さん」の第1作は古き良き昭和のコメディが弾ける逸品。定型化したストーリーはマンネリズムとはいえ、クセになるほど心地よい。たっぷりダシのきいた浮き草の心意気はカッコよく、人生の哀歓を愛でたくなる。 - ヒューマン映画
映画『東京物語』感想と考察※たおやかな厭世/しみわたる物哀(もののあはれ)
世界中の映画監督、名だたるクリエイターから敬愛されている小津安二郎の名作『東京物語』の感想や考察、みどころなどをご紹介。戦後、日本映画が到達した最高峰であるこの作品のテーマは親と子。みずみずしくてたおやかな厭世観、しみわたるような物哀(もののあはれ)…上質な情感をたたえた物語は時代を経ても色褪せない。