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恋愛映画
映画『卒業』動画の感想※輝ける青二才の物語
映画『卒業』動画を視聴しての感想。サイモン&ガーファンクルの透明感あふれる名曲「サウンド・オブ・サイレンス」とともに、アメリカン・ニューシネマの幕開けを告げる作品として印象付けた青春映画の傑作。ほとんど無名に近かった30歳のダスティン・ホフマンをスターダムにおしあげ、作品は第40回(1968年)アカデミー賞監督賞部門を受賞。 -
ヒューマン映画
『カッコーの巣の上で』感想※説教臭さなし!人間の尊厳を高らかに謳いあげた映画
『カッコーの巣の上で』の映画感想。第48回アカデミー賞(1976年)「作品賞」「監督賞「主演男優賞」「主演女優賞」「脚本賞」を獲得した、人間の尊厳をうたいあげたヒューマンドラマ。1960年代の精神科病院を舞台に、刑務所から移送されてきた服役囚の主人公が、自由と人間性の解放を声高に叫ぶ。ジャック・ニコルソンの名演技、ラストの衝撃は忘れがたい。 -
サスペンス映画
黒澤明『天国と地獄』動画レビュー※どんでん返しすら不要の骨太サスペンス
黒澤明『天国と地獄』動画レビュー。エド・マクベインのミステリ「キングの身代金」を黒澤明が大胆かつ繊細に翻案。自分の息子と間違えられ誘拐された運転手の息子を助けようとする会社重役の葛藤、憎悪を募らせた知能犯、それを追い詰める捜査陣の活躍。陰影豊かなモノクロによる凄味あるサスペンス。娯楽作品を通して、貧富の格差という社会問題をあぶり出しているところがクロサワらしい傑作。『天国と地獄』の魅力をご紹介。 -
音楽映画
『ウエスト・サイド物語』(1961年)動画の感想※圧巻の歌と踊りに酔いしれて
『ウエスト・サイド物語』(1961年)動画を見ての感想。第34回(1962年)アカデミー作品賞など10部門を受賞。ブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化。ニューヨークのウエスト・サイドを舞台に繰り広げられる現代版「ロミオとジュリエット」。ダイナミックなダンス。美しい音楽。そしてロマンス。60年経っても古くない娯楽大作の魅力を紹介。 -
ヒューマン映画
『チャンプ』(1979)動画の感想※予定調和に寛大な人なら、手堅く泣ける映画
『チャンプ』(1979)動画の感想。うらぶれた元世界チャンピオンのボクサーの父と、彼を慕う息子との絆を描いた感動の名作。一度はボクシングを諦めたビリーは、息子T・Jのために、ふたたび栄光の座に返り咲くべく、再始動する。別れた妻のフェイ・ダナウェイの洗練された美しさと、子役リッキー・シュローダーの健気さは忘れがたい印象を残す。 -
ヒューマン映画
映画『黄昏』(1981)動画の感想※歳を重ねる妙味、心にしみいるほろ苦さ
映画『黄昏』(1981)動画の感想。老夫婦と娘、そして娘の再婚相手の連れ子とのひと夏の出来事を綴ったヒューマンドラマ。キャサリン・ヘップバーンの演技はどこまでもみずみずしく、ヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ父娘の実像を投影した物語は見る者の心を無防備にする。そんな『黄昏』のみどころをご紹介。 -
恋愛映画
映画『恋におちて』動画感想※デ・ニーロ&ストリープ共演の艶のある純愛ドラマ
映画『恋におちて』の動画を見ての感想。ニューヨークを舞台にした大人の恋の物語を、ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが熱演。誰にでも起こり得る、恋の甘美と残酷さを切々とうたいあげた恋愛ドラマ。お互い既婚者であるにもかかわらず、どうしようもなく惹かれ合うふたり。デ・ニーロとストリープ、それぞれの苦悩や葛藤を表現する演技にも注目。 -
サスペンス映画
映画『十二人の怒れる男』感想※濃密な室内劇は「複雑多様な世界の縮図」
映画『十二人の怒れる男』の感想。父親殺しの嫌疑をかけられた17歳の少年は有罪か?無罪か?陪審員を務めることになった12人の怒れる男たちによる白熱のトークバトルに観客は固唾を呑む。第7回(1957年)ベルリン国際映画祭を受賞した室内劇の傑作を魅力をご紹介。 -
ヒューマン映画
映画『プラダを着た悪魔』感想※心をそそる可憐さと、心がざわつく高飛車さ
映画『プラダを着た悪魔』動画配信を見ての感想。みどころ。NYにある一流ファッション誌の編集部に働くことになったアンドレアの悪戦苦闘の物語。血も涙もない悪魔のような編集長ミランダのアシスタントとして働きながら、前向きに仕事をこなしていくうちに、アンドレアも洗練されていく。仕事と恋の両立に悩む女性のハートをつかんだ大ヒットムービーの無力をご紹介! -
ヒューマン映画
映画『秋刀魚の味』(1962年)感想※喜びと寂寥が混じりあったふくよかな無常感
『秋刀魚の味』動画を見ての感想、雑感。家族のドラマをつくり続けてきた小津安二郎の最後の作品。初老の父が、身を固めない妙齢の娘に気を揉んで、もたつきながらも縁談を進めていく姿を、さらりとした水彩画のごときタッチで描いたホームドラマ。娘が嫁いだ夜の父の寂寥は、見るもの心を激しく震わせる。何度見ても見飽きることのない『秋刀魚の味』に魅力をご紹介。