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ヒューマン映画
『チャンプ』(1979)動画の感想※予定調和に寛大な人なら、手堅く泣ける映画
『チャンプ』(1979)動画の感想。うらぶれた元世界チャンピオンのボクサーの父と、彼を慕う息子との絆を描いた感動の名作。一度はボクシングを諦めたビリーは、息子T・Jのために、ふたたび栄光の座に返り咲くべく、再始動する。別れた妻のフェイ・ダナウェイの洗練された美しさと、子役リッキー・シュローダーの健気さは忘れがたい印象を残す。 -
ヒューマン映画
映画『黄昏』(1981)動画の感想※歳を重ねる妙味、心にしみいるほろ苦さ
映画『黄昏』(1981)動画の感想。老夫婦と娘、そして娘の再婚相手の連れ子とのひと夏の出来事を綴ったヒューマンドラマ。キャサリン・ヘップバーンの演技はどこまでもみずみずしく、ヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ父娘の実像を投影した物語は見る者の心を無防備にする。そんな『黄昏』のみどころをご紹介。 -
恋愛映画
映画『恋におちて』動画感想※デ・ニーロ&ストリープ共演の艶のある純愛ドラマ
映画『恋におちて』の動画を見ての感想。ニューヨークを舞台にした大人の恋の物語を、ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが熱演。誰にでも起こり得る、恋の甘美と残酷さを切々とうたいあげた恋愛ドラマ。お互い既婚者であるにもかかわらず、どうしようもなく惹かれ合うふたり。デ・ニーロとストリープ、それぞれの苦悩や葛藤を表現する演技にも注目。 -
サスペンス映画
映画『十二人の怒れる男』感想※濃密な室内劇は「複雑多様な世界の縮図」
映画『十二人の怒れる男』の感想。父親殺しの嫌疑をかけられた17歳の少年は有罪か?無罪か?陪審員を務めることになった12人の怒れる男たちによる白熱のトークバトルに観客は固唾を呑む。第7回(1957年)ベルリン国際映画祭を受賞した室内劇の傑作を魅力をご紹介。 -
ヒューマン映画
映画『プラダを着た悪魔』感想※心をそそる可憐さと、心がざわつく高飛車さ
映画『プラダを着た悪魔』動画配信を見ての感想。みどころ。NYにある一流ファッション誌の編集部に働くことになったアンドレアの悪戦苦闘の物語。血も涙もない悪魔のような編集長ミランダのアシスタントとして働きながら、前向きに仕事をこなしていくうちに、アンドレアも洗練されていく。仕事と恋の両立に悩む女性のハートをつかんだ大ヒットムービーの無力をご紹介! -
ヒューマン映画
映画『秋刀魚の味』(1962年)感想※喜びと寂寥が混じりあったふくよかな無常感
『秋刀魚の味』動画を見ての感想、雑感。家族のドラマをつくり続けてきた小津安二郎の最後の作品。初老の父が、身を固めない妙齢の娘に気を揉んで、もたつきながらも縁談を進めていく姿を、さらりとした水彩画のごときタッチで描いたホームドラマ。娘が嫁いだ夜の父の寂寥は、見るもの心を激しく震わせる。何度見ても見飽きることのない『秋刀魚の味』に魅力をご紹介。 -
音楽映画
映画『雨に唄えば』動画を視聴しての感想※クセになる前向きさ
映画『雨に唄えば』動画視聴しての感想。映画がサイレントからトーキーに移り変わる頃のハリウッド映画界を舞台に、大スターとコーラスガールの恋を描く。雨の中でジーン・ケリーが踊りながら歌う「Singin' in the Rain」のシーンは、映画史に燦然と輝く名場面。 -
ヒューマン映画
映画『波止場』動画視聴感想 ※反骨/無反省/一本気
映画『波止場』動画を視聴しての感想。港湾組合の実態を描いたピューリッツァー受賞のルポを映像化したエリア・カザン監督の野心作。波止場に君臨するボス一味と対決するマーロン・ブランドの怒りが爆発するシーンは胸がすくほどパワフルだけど、どこか物哀しい。社会派ドラマであり良質な人間ドラマの傑作をご紹介。 -
サスペンス映画
映画『スティング』動画感想※この騙され方ならダマサれて本望……
映画『スティング』の動画配信を視聴しての感想。『明日に向かって撃て!』の監督ジョージ・ロイ・ヒルが、ニューマン&レッドフォードをふたたび起用して制作したエンタメ犯罪ムービー。ニューマン率いる詐欺グループが、ギャングのボスをひっかけて50万ドルをせしめるまでをユーモラスに描く。 -
恋愛映画
映画『月の輝く夜に』感想と考察※月にたぶらかされてタガを外してみたくなる物語
映画『月の輝く夜に』動画を視聴しての感想と考察。ニューヨーク・リトル・イタリーを舞台にイタリア系バツイチ女性(シェール)を主人公に、彼女のロマンティックな恋愛と家族の肖像をハートフルに描いたドラマ。再婚に後ろ向きになっているあなたに一歩前進をうながすきっかけを与えてくれる作品になるかも…